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住宅コラム

■ 今週のTOPIC「住宅ローン35年返済を考える!!」

  • 2022.2.26

資金計画の際に、

住宅ローンを組むときの年齢と

住宅ローンが終わる年齢を

想定します。

 

国土交通省の調査によると

初めての住宅を組むときの平均年齢は、

 

・新築注文住宅、38.9歳、

・分譲戸建て住宅、37.4歳、

・分譲マンションで39.3歳

 

ということです。

 

そして、

住宅ローンが終わる年齢は平均で、

 

・新築注文住宅は、返済期間32.4年で、

 完済時71.3歳

 

・分譲戸建て住宅は、返済期間31年で、

 完済時68.4歳

 

・分譲マンションは、返済期間31.1年で、

 完済時70.4歳

 

という結果が出ております。

一般的に、

初めて住宅を購入し、

住宅ローンを組むのが約40歳

住宅ローンを完済するのは、

約70歳ということになります。

 

資金計画やライフプランでは、

住宅ローンを組み、

定年退職までに、

繰り上げ返済にて、

住宅ローンを完済する。

 

そして退職金は、

老後資金として、残しておく。

 

これが理想と言われております。

 

しかし、理想通り、

予想通りにいかない場合も

多々あります。

 

例えば、

「収入が予想通りにもらえなかった」

「子供の教育資金が、多くなった」

などなど、キリがありませんが

予定とは違うことが起きて、

繰り上げ返済ができなかった

という事例も少なくないのです。

 

退職金に関しても、

予定通りにもらえるのか、

この制度がいつまで続くのか、

と予想通りにいかない場合もあります。

 

家を買う=住宅ローンは、

人生で一番大きな買い物であり、

そして、長い期間で、

返済して行くものですが、

返済期間、32年という期間の中では、

理想通り・予想通りとは、

中々いかないのです。

 

 

◆いくらなら返済できるか

 

基本的に住宅ローンを組むときに

返済期間を35年にしてしまうのは、

同じ金額でも

長期間で借りたほうが、

月々の返済金額が

少なくなるということが

理由となります。

 

資金計画シミュレーションなどでも

毎月の返済額を気にする方が多いです。

 

フラット35で、

3000万円を借入した場合を

簡単にシュミレーションすると

(直近の平均金利)

毎月の返済額は、

 

・35年で、毎月の返済額 約90,000円 

  返済総額 3750万円

 

・30年で、毎月の返済額 約101,000円 

  返済総額 3650万円

 

・25年で、毎月の返済額 約118,000円

  返済総額 3530万円

 

・20年で、毎月の返済額 約141,000円

  返済総額 3380万円

 

となります。

 

同じ金融機関で同じ融資の条件でも

長くなるほど、毎月の返済金額が

少なくなるのです。

 

もちろん返済総額は、

長い期間の方が高くなり、

返済期間35年と20年では、

返済総額が、370万円の差がでます。

 

毎月の返済額でも、

毎月、約51000円ちがうのです。

 

一般的に、住宅ローンの

毎月返済額は、約10万円

と言われております。

 

そうなると、

返済期間は、35年と30年を

選択する方が多くなるのです。

 

家づくり=住宅ローンを組む場合、

「いくらなら返済できるか」で

選択することが基本です。

 

自身の収入状況によって、

シュミレーションして

この金額なら返済できると

住宅ローンを組みます。

 

しかし、ギリギリの選択をすると

お伝えしたように、

理想通り・予想通りにいかず

繰り上げ返済ができない場合、

老後資金や年金から

住宅ローンを払う可能性がある

ということを認識しましょう。

 

 

◆短く借りるのことも選択肢に

 

最も長い返済期間である

35年の返済を選択した場合に

万が一収入が減少し、

毎月の返済が厳しくなった場合、

返済期間の延長は難くなります。

 

一般的に、住宅ローンの完済時の

年齢制限は、80歳未満となります。

(フラット35など)

 

先ほどお伝えした、

住宅を初めて購入し、

住宅ローンを組むのが約40歳です。

 

この場合、

25年の返済を選択すると

完済時の年齢は65歳です。

 

万が一収入が減り

毎月の返済が難しくなった場合、

期間を延長することが可能です。

 

期間を延長することによって、

毎月の返済額が、少なくなります。

 

また、20年返済だと、

完済時の年齢は、60歳です。

 

この場合ですと

収入が減少したとしても、

退職金などで、

残りの住宅ローンを完済することも

可能です。

 

また、期間を5年延長して、

65歳まで再雇用にて働くなども可能です。

 

収入が減少することに

なったとしても

短い期間の返済期間の場合は、

リスクを回避する選択肢が増えるので、

住宅ローンを組む際の

選択肢のひとつとして、

検討しましょう。

 

期間延長後に、子どもの独立などで、

家計に余裕が出た場合に

再度短縮することも可能です。

 

注意点としては、

期間の延長や短縮する場合、

条件の変更の手数料がかかります。

 

もし、収入が減った場合で、

毎月の返済が厳しくなったら、

住宅ローンを組んだ、

金融機関に相談しましょう。

 

◆まとめ

 

家を買う=住宅ローンは、

人生で一番大きな買い物であり、

そして、長い期間で、

返済して行くものです。

 

家づくりを検討する場合、

「子供が小学生になる前に家を建てたい」

「育児が落ち着き、

 夫婦で共稼ぎになったら」

などの、直近やすぐにおきる

人生の出来事は、予想通りに行きますが、

10年後・20年後は、

予想しにくいのです。

 

最近でいえば、

今回の新型コロナの影響なども

予想がつかないことのひとつです。

 

そして、35年後のことなど

家族のことはもちろん、

世の中の情勢も予想不可能に近いのです。

 

しかしながら、

住宅ローンの返済は、

予想を可能することができます。

 

予想可能なことに関しては、

リスクを回避することも

選択肢の一つです。

 

・長い期間を借りて、毎月の返済額を

 少なくし、繰り上げ返済をするのか

 

・短い期間借りて、万が一の際の

 リスク回避の選択肢をふやすのか

 

正解は、誰にもわかりません。

 

ご家族のライフプラン、

ライフイベントと

長きにわたる家計の収支などを

考えて返済計画を立てて、

住宅ローンを検討しましょう。

 

それでは、また!!