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住宅コラム

■ 今週のTOPIC「家庭用蓄電池の種類!!」

  • 2022.8.21

前回お伝えしたように、

家庭用蓄電池は

電力コストを抑えるだけでなく

電力会社が供給する電気が

利用できなくなったときに

活躍してくれる便利な設備です。

 

実際に採用する方が

増えております。

 

しかし、

様々な種類があるため、

導入する際には、

住宅の環境に適した製品を

選ばなくてはなりません。

 

そこで今回は、

蓄電池の種類や選択方法を

お伝えします。

 

◆蓄電池の種類

 

家庭用蓄電池の素材の種類を

お伝えします。

 

昔は、鉛電池が主流でしたが、

現在は、リチウムイオン電池が

主流です。

 

  • リチウムイオン電池

 

リチウムイオンの蓄電池は

小型化しやすいことと

充電と放電を繰り返しても

劣化しにくいことが特徴です。

 

電圧が高く

エネルギー密度も高いのが

小型化しても

高い電圧を供給できる理由です。

 

急速充電や継ぎ足しの充電が

可能であり、

充電の状況を管理しやすいのも

特長です。

 

現在の家庭用蓄電池は、

ほとんどがリチウムイオン電池と

なっております。

 

価格は、

鉛電池より高くなりますが、

年々、普及が広がるとともに

価格も下がっております。

 

 

  • 鉛電池

 

鉛電池は、

産業用蓄電池として歴史があり、

10年以上前から、

家庭用蓄電池として実績があります。

 

特長は、

安定して放電できる点です。

 

価格が安いのも特徴です。

 

デメリットとしては、

劣化しやすく寿命が短い点です。

 

また、家庭用の蓄電池としては

大型で重くなります。

 

電解液が有害で処理の問題も

デメリットです。

 

 

  • ニッケル水素電池

 

リチウムイオン電池が

普及する前は、

家庭用蓄電池として

よく採用されていました。

 

過充電や過放電に強く、

気温にかまわず使用できます。

 

安全性も高いのですが、

寿命も短く、

家庭用蓄電池としては、

需要は少なくなっております。

 

 

  • NAS電池

 

NAS電池

ナトリウム硫黄電池の略で、

長期寿命で小型化できるので

特に産業用蓄電池として

注目されています。

 

ナトリウムや硫酸が、

危険物となり、安全性の面で、

家庭用で普及しづらいです。

 

 

◆家庭用蓄電池の設置方法

 

家庭用蓄電池は、

設置する方法でも分類します。

 

下記の2種類がメインですが、

家づくりの際、

太陽光システムと連動する場合は、

定置型の採用となります。

 

 

  • 定置型

 

蓄電池を据え置きするタイプです。

 

まれに屋内のケースもありますが、

基本的には、

屋外の決まったスペースに

設置いたします。

 

設置の条件として、

配線と設置場所の工事が必要となり、

エアコンの室外機より、

広いスペースが必要です。

 

また、結露しにくい、

適度な温度環境も

設置条件となります。

 

特長として、

電力会社の分電盤と接続し、

太陽光システムとの連携し、

蓄電池へ充電できることです。

 

料金の安い夜間電力を

蓄電池に蓄えたり、

停電時に蓄電池から、

電力供給が可能になります。

 

蓄電池のもっとも利用する方法の、

太陽光システムと蓄電池の

両方を採用する場合は、

定置型となります。

 

 

  • 移動可能型

 

小型で室内に置く、

いわゆるポータブル蓄電池です。

 

家庭用コンセントから充電でき、

設置・配線の工事が不要です。

 

本体のコンセントから、

電気を供給致します。

 

容量は、

2~5KWHが主流ですが、

最近は、

さらに小型なタイプも

ございます。

 

移動可能型は、

災害時の家電の充電や、

介護用品のバックアップ電源に

使われることがメインです。

 

最近は、

ポータブル蓄電池に

太陽電池を備えた製品も

多く見られます。

 

 

◆接続方法(負荷タイプ)の種類

 

家づくりの際は、

定位型の蓄電池となりますが、

接続方法により負荷タイプを

選ばなければなりません。

 

負荷タイプは、基本的に

生活スタイルにて選択すます。

 

 

  • 特定負荷タイプ

 

特定負荷タイプは、

蓄電池からの電力供給の

接続する回路を選択します。

 

例えば

停電が、発生した場合に、

選択した部屋のみ

電力が供給されます。

 

ですので

蓄電池を設置する際に、

災害時などに、

どの部屋に電気を供給させるかを

選択します。

 

また、電子レンジなどの

200Vの電化製品の

使用ができません。

 

選択した部屋した電力が

供給されないので、

停電の際には、

蓄電池の使用量を抑えやすいことが

特長です。

 

ガスを併用している場合や、

停電時に最低限の

電力供給があればよい

という家庭におススメです。

 

 

  • 全負荷タイプ

 

全負荷タイプは、

蓄電池から家の全てに

電力を供給します。

 

停電時に、

家の中の全ての電力が使用可能で、

普段通りの生活が可能です。

 

また、電子レンジやエコキュートなど

200Vまでの電化製品の仕様も

対応可能です。

 

停電の際に、

普段通りの生活を望む方や、

オール電化住宅におススメです。

 

 

◆まとめ

 

今回は、

蓄電池の種類ということで、

素材の種類

設置の種類

接続方法の種類

をお伝えしました。

 

家庭用蓄電池を採用する場合に

更に重要になるのが、

容量と出力です。

 

停電時に

どれくらいの容量や

どれくらいの出力が

必要なのかを対応する

蓄電池を選ばなくてはなりません。

 

容量や出力が不足していると、

停電時の供給時間が短くなり、

使用できる電化製品の数も減ります。

 

また、

充電と放電の回数も増え、

劣化も早くなります。

 

もちろん、

容量と出力が上がれば、

金額も上がります。

 

しかし

停電が長引いた場合を考えると

若干余裕のあるスペックの

蓄電池があると安心です。

 

太陽光システムとの連携で、

省エネで快適な暮らしも大切ですが、

災害時の停電を考えるなら、

容量と出力も十分考慮して、

蓄電池を選びましょう。

 

次回は、容量と出力を中心に

お伝えします。

 

それでは!!