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住宅コラム

■ 今週のTOPIC「家庭用蓄電池の容量!!」

  • 2022.9.22

家庭用蓄電池の

基礎知識・種類と

お伝えしてきましたが、

今回は、蓄電池の容量に関して

お伝えします。

 

太陽光発電システムは、

大きい容量にすればするほど

メリットがあります。

 

しかし、

蓄電池の容量は、

簡単に選ぶことができません。

 

よくある間違いでは、

太陽光発電システムと同じ

容量で考えてしまうことです。

 

蓄電池の容量を

選ぶ際の基本的な知識を

お伝えします。

 

 

◆蓄電池の容量を選ぶ前に

 

蓄電池地を選ぶ前に、

実効容量・kWhなどを

知ることが大切です。

 

 

  • 定格容量と実効容量

 

・定格容量とは、

 規定された条件の下で、

 蓄えられる電気量です。

 

・実効容量とは、

 実際に使用できる電気量です。

 

実効容量が

実際に使用できる電気量となります。

 

メーカーのカタログや仕様書などに

蓄電池の容量の記載に、

実効容量の記載がされております。

 

しかしながら、

メーカーによっては、

実効容量が記載されてない場合も

ありますので、

その際は、必ず確認しましょう。

 

 

  • kW(キロワット)と

 kWh(キロアットアワー)

 

太陽光発電システムの容量は、

kW(キロワット)で表します。

 

蓄電池の容量は、

kWh(キロアットアワー)で表します。

 

・kW(キロワット)は、

瞬間の電力の単位です。

 

時間とは関係なく、

電力の瞬間の値です

 

・kWh(キロアットアワー)は、

太陽光発電システムを

1時間発電した場合の発電量です。

例えば、

6kWhの太陽光発電システムが

1時間発電した際の発電量は、

6kWhになります。

 

容量に

時間の概念がある

kWh(キロアットアワー)の表示が

蓄電池となります。

 

◆蓄電池の容量の選び方

 

太陽光発電システムと

同じように、

蓄電池の容量も

大きくすればするほど、

良いと考えるのは正解です。

 

しかし、

容量が大きくなればなるほど、

金額も比例してあがります。

 

皆様にとって、

適切な容量が

どれくらいなのかを

検討しなくてはなりません。

 

基本的には、

蓄電池の容量の選び方は、

3つとなります。

 

・太陽光発電システムの

 設置する容量からの選び方

 

・停電時の暮らし方からの選び方

 

・深夜電力の有効利用からの選び方

 

となります。

 

 

  • 太陽光発電システムの

 設置する容量からの選び方

 

太陽光発電システムの

kW(キロワット)の数値から、

蓄電池の容量の選び方です。

 

注意点は、

太陽光発電システムのkW数と

蓄電池のkWh数を同じにして

選ばないようにしましょう。

 

例えば、

5kWの太陽光発電システムが、

5kWhの蓄電池を1時間で、

満タンにするのかというと

そうではないからです。

 

太陽光発電システムが

5kWと表示されていても、

実際には、季節や時間帯、

屋根の角度や向きにより、

性能が変化します。

 

平均的に、晴天の際に

約60%から80%と言われています。

 

ですので、晴天時に

5kWの太陽光発電システムで、

1時間に発電する量は、

3~4kWとなり、

5kWhの蓄電池の場合、

約1時間30分くらいとなります。

 

例えば、

5kWの太陽光発電システムを

搭載した場合、

1日当たり平均約15kWhと言われており、

ご自宅の1日当たりの電気の消費量が

5kWhだとしたら、

10kWhの電気量があまります。

 

これを売電せずに

蓄電池に回したいのであれば、

10kWhの蓄電池が必要と思われます。

 

しかし、上記は単純な計算です。

 

太陽光発電システムの発電は、

天候に大きく影響を受けます。

 

雨の日のkWh数は減りますし、

晴天の日は、増えますので、

発電量がことなり、

太陽光発電システムの容量から計算し

蓄電池の容量を選ぶことは、

難しいと言われております。

 

また、太陽光発電システムからの

発電を売電しないので、

蓄電池の容量を増やしたい

という場合も

太陽光発電システムの晴天時での

発電量は20kWhとなり

家庭用蓄電池の容量が

そこまで大容量に対応するものが

存在していないために、

現実的ではありません。

 

太陽光発電システムを搭載する場合、

蓄電池を設置するとしても、

売電を行いながら、

どれくらい蓄電するのかを

考えましょう。

 

 

  • 停電時の暮らし方からの選び方

 

前回の蓄電池の種類の際にも

お伝えしておりますが、

停電時にどれくらいの

生活の電力が必要なのかで、

蓄電池の容量を選ぶ方法です。

 

災害などの非常時に停電した場合、

どのように過ごしたいか?

どこまで備えるのか?

ということです。

 

停電時であっても

・普段と変わらずに生活をおくるのか

・必要最低限でよいのか

・エアコンは使いたい

・照明やテレビは などなどです。

 

過ごし方、備え方によって、

電化製品ごと電気の消費量が

変わりますので、

細かく設定することが必要です。

 

一般的に、エアコンをつかった

1日の電気の消費量は、

約12kWhといわれております。

 

そして、エアコンの1日のkWhは、

6kWhとなります。

 

停電時の暮らし方から、

蓄電池の容量を選ぶ場合は、

エアコンを利用するかしないかを

決めることがポイントです。

 

一般的には、

約7kWhのものが適切な、

蓄電池の容量と言われております。

 

 

  • 深夜電力の有効利用からの選び方

 

安い深夜電力を有効活用する

蓄電池の使い方です。

 

深夜電力のプランは、

各電力会社により

若干違いがありますが、

一般的に、

深夜1時~朝6時までの

電気代が安くなっており、

その時間帯に蓄電をします。

 

東京電力のプランで例えると、

深夜電力とそれ以外の金額の差額は

約8円お得になります。

 

また、太陽光発電システムを

搭載し固定買取期間の場合、

太陽光発電システムが

日中稼働している時間帯は、

太陽光発電システムが

発電した電気を使います。

 

そして、蓄電池が放電して

使う電気の時間帯は、

朝6時から太陽がでるまでと、

夕方に太陽がなくなるまでの

太陽光発電システムが

稼働する前と後になります。

 

まさに自家発電・自家消費の

良いサイクルが

深夜電力を利用した

蓄電池の有効活用です。

 

大切なのは、

必ず時間帯別の電気料金のプランを

電力会社と契約することです。

 

この場合の蓄電池の容量の

適切な数値は、

夏・冬などのエアコンが

フル稼働する場合は、

約10kWhが適切です。

 

また、春や秋などの

エアコンを使用しない時期は、

4kWhの容量の蓄電地が

適切となります。

 

 

◆まとめ

 

今回は、蓄電池の容量にかんして

お伝えしました。

 

太陽光発電システムと

関係性があるために

太陽光発電システムと

蓄電池の容量は

同じではないことは、

ご理解いただけたと思います。

 

基本的には、

蓄電池の容量の選び方は、

3つとなります。

 

・太陽光発電システムの

 設置する容量からの選び方

 

・停電時の暮らし方からの選び方

 

・深夜電力の有効利用からの選び方

 

この3つの選び方のポイントから、

太陽光発電システムの発電量や

実際に使える実効の容量、

停電の際にどれだけ電気を利用するか、

朝と夜の電気の消費量との関係

などをバランスよく

蓄電池の容量を選ぶことが大切です。

 

なかなか、皆様では、

このバランスを見つけることが

難しいかもしれませんので、

太陽光発電システムと

蓄電池を検討しているのであれば、

是非、ご相談ください。

 

それでは!!