今年の春分の日は3月20日~春はもうすぐ‼
3月も中頃になって
暖かい日が増えてきました。
冬から春へと移り変わる季節なので、
風が強かったりと、日中暖かくても、
夕方辺りから寒くなる場合もあります。
そして寒い日もまだまだありますので、
防寒対策を行い外出しましょう。
さてそんな3月の祝日といえば
春分の日です。
学生は、春分の日から春休みになりますし、
社会人にとっては年度末に、
ほっと一息つける祝日です。
そこで今回は、春分の日についてお伝えします。
◆春分の日の意味
春分の日は、国民の休日の一つです。
春分の日は、昭和23年に交付されました。
それ以前は、春季皇霊祭という
祝日でした。
歴代の天皇・皇后の例を慰める儀式を行う事です。
そして、時が経ち、現在の
国民の祝日に関する法律が施行され、
「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」として
春分の日という祝日に改められました。
春分の日の頃は、
厳しい冬を耐えてきた生き物が、
前向きにやる気に満ち溢れると共に
草木が芽吹き春の訪れを感じる時期でもあります。
ところで、春分の日の【春分】とは
どういう意味なのでしょうか?
春分は、二四節気という、1年を24等分にする暦に
登場します。
二四節気は季節に基づいているため、昔から、
農作業を行う方に重宝されていました。
この二四節気には、1年で1周する太陽の通り道にある
【春分点】があります。
これが春分の日の名前の由来です。
ちなみに、
昼と夜が同じ長さになるとされていますが
日本では、14分程昼のほうが長くなっています。
◆春分の日の決め方
国立天文台が、
毎年2月の第一平日に発行する官報での
公表をもって、翌年の春分の日が定められます。
春分の日は、国民の祝日とは違い、
あらかじめ月日が定められてはいません。
内閣府が公開している
「国民の祝日に関する法律」でも
春分の日は「春分日」と記載され、
月日は伏せられています。
◆春分の日が変わるのはなぜ?
春分の日は、3月20日だったり21日だったりと
毎年同じではありません。
なぜ一定の日ではないのか?というと
「うるう年」と同じような原理が
働いているからです。
春分の日は、地球の赤道を天に延長したものが
黄道(太陽の通り道)と交わる春分点を
太陽が通り過ぎる時間を含む日を指しています。
地球の公転は、365日と約6時間かかる為
毎年、春分点を太陽が通り過ぎる時間が
ずれていきます。
このことが原因で、
春分の日は必ず同じ日にはならないのです。
◆春分の日はいつ?
今年の春分の日は
3月20日(水曜日)です。
先ほどお伝えした通り
春分の日は、毎年2月の第一平日に
発行される官報で公表されます。
◆春分の日に行われる行事は
春分の日の行事としては、
お彼岸のお墓参りが有名です。
これは、春分の日を中日とした
前後7日間に、ご先祖様の供養を行うものです。
お彼岸の【彼岸】とはあの世を指す言葉で、
それにたいしてこの世のことは、
【此岸】と呼びます。
その間には三途の川が流れていて、
死者は川を渡って彼岸に行くというのが
仏教の考え方です。
実は、彼岸は真西の方向にあるとされ、
ちょうど春分の日と秋分の日に
真西に太陽が沈みます。
そこで、太陽が沈む真西を拝んで、
ご先祖様を偲んだのが、お彼岸の始まりです。
◆春はもうすぐ
春分の日は、ご先祖様への感謝とともに
生物と自然を慈しむ日です。
きれいなお花をお供えしたり、
ガーデニングを始めるのにぴったりの日です🌸
暦の上では既に春ですが、
まだまだ肌寒い日もあるこの時期、
桜の花が開花を始めるなど、
自然の中に少しずつ春を感じられます。
春分の日をきっかけに、
身近に訪れる春を探してみましょう!