今週のTOPIC 「新築とリノベーションの違いと比較」

「中古住宅を買ってリノベーションすれば、

 

新築するより安く戸建の家を建てることができる」

 

 

 

という話を聞いたことがある方も

 

多いのではないでしょうか。

 

 

 

実際、空き家の増加、政策の後押しもあり、

 

住宅業界ではリノベーションが盛り上がっていて、

 

さまざまな会社、サービスが生まれています。

 

 

 

そこで今回は、新築戸建(注文住宅)と

 

中古住宅のリノベーションという

 

2つの家を建てる方法を比較しながら、

 

賢く家を建てるコツをお伝えします! 

 

 

 

 

 

◆新築戸建(注文住宅)で家を建てる

 

 

 

まずは簡単に、新築戸建(注文住宅)を建てるとは

 

どういうことかについてご案内します。

 

 

 

戸建住宅を新築で建てる、いわゆる注文住宅は、

 

まっさらな土地にゼロから家を建てるということです。

 

 

 

「土地の購入」「住宅の建築」という

 

大きく2つのプロセスに分かれます。

 

 

 

基本的には、

 

土地の購入を先に行う方が多いようですが、

 

購入前に「住宅の建築」を請け負ってもらえる人、

 

会社を絞り込んで置いたほうがよいでしょう。

 

 

 

良い会社、担当者、建築家なら、

 

候補の土地を一緒に見学して、

 

専門的なアドバイスをもらえます。

 

 

 

土地の形状や現地の条例によって

 

建てる家に様々な制約が生まれます。

 

 

 

不動産屋さんは「土地を売る」ことが仕事ですので、

 

その土地のデメリットについては

 

口が固くなってしまうケースも考えられます。

 

 

 

「家を建てる」ことを想定して、

 

専門家に見てもらいながら

 

土地を選ぶ方が賢いといえるでしょう。 

 

 

 

 

◆中古住宅のリノベーションで家を建てる

 

 

 

続いて、中古住宅のリノベーションです。

 

 

 

これは、既に建っている中古住宅を購入して、

 

構造的な部分、利用可能な部分をそのままに、

 

それ以外を取り替える方法です。

 

 

 

土地ではなく、

 

土地も含めた「中古住宅の購入」と

 

「リノベーション工事」の2つのプロセスがあります。

 

 

 

こちらも、中古住宅を購入してから

 

リノベーション会社、工務店、設計事務所を探すより、

 

先にリノベーション工事を請け負ってもらえる

 

会社、人を絞り込んだほうが良いでしょう。

 

 

 

中古住宅はまっさらな土地以上に複雑で、

 

専門家でなければその状態を

 

見極めることは出来ません。

 

 

 

販売している不動産会社の担当でも、

 

きちんと状態を理解できているケースは

 

少ないと思われます。

 

 

 

 

 

◆【新築vsリノベーション】内装・外観の違い・比較

 

 

 

それでは、新築戸建(注文住宅)と

 

中古住宅のリノベーションを比較しながら、

 

違いをお伝えします。

 

 

 

まずは、外観・内装の見た目からです。

 

 

 

新築戸建は、外観も内装も、

 

もちろん全て新しくピカピカです。

 

 

 

一方のリノベーションも、

 

「中古住宅」という言葉から

 

古い建物がイメージされますが、

 

新しくつくりなおすため、

 

外観も内装も新築同様にできます。

 

 

 

(「見た目の新しさ」では

 

細部まで新品の新築に軍配があがりますが・・・)

 

 

 

主要な柱、梁を残すことも多いですが、

 

化粧して新築のような雰囲気にしたり、

 

あえて古さを残したまま化粧して、

 

味わいのある雰囲気にすることもできます。

 

 

 

外観・内装の見た目に関しては、

 

新築もリノベーションも、どのように工事するか、

 

どのような材料を使うか、

 

施主さん、工務店、建築家次第で

 

いかようにも出来ると思います。 

 

 

 

 

 

 

◆【新築vsリノベーション】費用の違い・比較

 

 

 

費用については、

 

リノベーションの方が

 

安く抑えられる傾向にあります。

 

 

 

大きく分けると、新築の費用は

 

「土地の価格」+「工事費」です。

 

 

 

一方リノベーションの費用は

 

「中古住宅の価格(土地含む)」+「工事費」

 

となります。

 

 

 

リノベーションを行うような中古住宅のほとんどは

 

築年数が古く建物の価値が低いため、

 

「土地の価格」と「中古住宅の価格(土地含む)」は

 

ほぼ一緒になります。

 

 

 

一方で「工事費」は、

 

多くの場合リノベーションの方が安くなります。

 

 

 

基礎や構造部分の工事が不要になり、

 

建材を再利用できたりするためです。

 

 

 

そのため、トータルで見ると、

 

リノベーションの方が

 

費用を安く抑えられると思います。

 

 

 

その他、リノベーションの場合、

 

政府や自治体から補助金、助成金が出るケースも多く、

 

その意味でもリノベーションの方が費用的には

 

「お得」といえますね。

 

 

 

リノベーションを行う際には、

 

ぜひその土地の自治体に相談してみてください。 

 

 

 

 

 

◆【新築vsリノベーション】自由度の違い・比較

 

 

 

どこまでこだわるか、その自由度については、

 

新築の方が圧倒的に高いといえるでしょう。

 

 

 

新築は何も無い状態から建てるので、

 

基本的には施主さんの自由に建てることができます。

 

 

 

(もちろん、予算や土地、条例、

 

 工務店の技術などの制約はありますが)

 

 

 

一方で中古住宅のリノベーションは、

 

もともとの構造部分はそのままですので、

 

自由度は新築に劣ります。

 

 

 

工法にもよりますが、

 

間取りの変更などが難しい場合もあります。

 

 

 

購入してから後悔しても遅いので、

 

中古住宅を購入してリノベーションを行う際には、

 

中古住宅の購入前に工務店などに見てもらって

 

「希望の家にリノベーションできるかどうか」を

 

相談するようにしましょう。 

 

 

 

 

 

◆【新築vsリノベーション】立地の違い・比較

 

 

 

立地については、

 

どちらかといえばリノベーションの方が

 

有利かと思います。

 

 

 

条件の良い立地にはすでに家が建っている場合が多く、

 

建物を取り壊して更地にしてから販売するよりも、

 

建物が建ったまま中古住宅として

 

売りに出される可能性のほうが高いからです。

 

 

 

ただ、いずれにしろ良い立地の土地、

 

中古住宅は当然人気が高いので、

 

あえて優劣をつける必要は無いかもしれません。 

 

 

 

 

 

◆【新築vsリノベーション】リスクの違い・比較

 

 

 

新築、リノベーションで、

 

よりリスクが高いのは中古住宅の

 

リノベーションです。

 

 

 

既に少しお伝えしましたが、中古住宅の場合、

 

見た目では判断できない劣化が見つかる

 

ケースもあります。

 

 

 

特に築年数が古いと、

 

取り壊して新築として建て直しが

 

必要になる可能性もあります。

 

 

 

そうなると、解体費用+新築費用となり、

 

初めから新築で建てる以上の費用が

 

かかることになります。

 

 

 

繰り返しになりますが、

 

出来る限りトラブルのリスクを避けるためにも、

 

購入前に工務店や建築家に

 

現地をチェックしてもらうことをおすすめします。 

 

 

 

 

 

◆【まとめ】リスクを抑えたいなら新築。

 

 費用を抑えたいならリノベーション

 

 

 

新築戸建と中古住宅のリノベーションを

 

比較しながら違いをお伝えしてきましたが、

 

大きくまとめると

 

「リスクを抑えたいなら新築戸建」

 

「費用を抑えたいならリノベーション」だと思います。

 

 

 

しかし費用を抑えて新築の家を

 

建てることも可能です。

 

 

 

リスクは同じ条件ですが、よりリスクが高いのは

 

中古住宅のリノベーションといえます。

 

 

 

家を建てる際、どちらにするか迷われたら、

 

参考にしていただければ幸いです! 

 

 

 

それでは!!

CONTACT お問い合わせはこちらから

電話する

お問い合わせ