今週のTOPIC「子供部屋の床の選び方!」
子供部屋といっても、
そのプランニングは子供の年齢によって
異なるものです。
保育園・幼稚園に通う年齢なのか、
小学生なのか中学生なのか。
また、
子供部屋の目的が寝室を主とするのか、
遊びや勉強部屋としても使われるのか、
などによっても変わってくるでしょう。
床材だけに限りませんが、
子供部屋を検討する際には、
年齢や用途に合わせ、
デザイン性だけでなく、
機能性に配慮して選ぶことが大切でしょう。
◆将来性を考えて検討しよう
子供部屋は成長に合わせて、
また、家族構成や
ライフスタイルの変化によって、
将来的にリフォームするケースも
あるものです。
たとえば、
大きなスペースをふたつに仕切ったり、
子供の独り立ち後、
親の趣味の部屋として
模様替えする場合もあるでしょう。
長く使用できる素材や
デザインを選ぶのか、
リフォームしやすいタイプにするのか、
現状だけでなく
将来の変化を考慮することも大切です。
◆子供部屋の床選び4つのポイント
- ポイント① 汚れや傷に強いこと
幼いお子さんの部屋の場合は、
汚れがつきにくく、
落としやすい性能を持つ素材を
選びましょう。
玩具で遊んだり、
いたずら書きをしたり、
食べ物を落とすこともあるので、
掃除がしやすく、
清潔感を保つことができる床材を
選ぶようにしましょう。
- ポイント② 滑りにくいこと
安全性を考えれば、
滑りにくい素材であることにも
配慮しておきたいポイントです。
幼いお子さんであれば、
部屋の中で走り回ることもあるものです。
素足や靴下でも滑りにくいもの、
置くタイプの素材を用いる場合は、
ずれることのないような工夫も必要でしょう。
- ポイント③ 音が響きにくいこと
お子さんの年齢だけでなく、
建物や間取りにもよりますが、
音が響きにくい床材を
選ぶ必要がある場合もあります。
走り回ったり、
椅子やキャスターをひく音など、
生活音を抑える素材を
検討するようにしましょう。
特にマンションリフォームなどでは、
防音性能の高いタイプを
選んでおきたいものです。
- ポイント④ 素材感が好ましいこと
幼いお子さんの場合は、
直接座ったり、
横になったりすることも多いので、
素材感には注意して選びたいものです。
自然を感じることができる
むく材のフローリングや畳、
手触りのよいカーペットなどもいいでしょう。
◆主な床材の種類と特徴
- 複合タイプのフローリングは傷に強い
一般的に木質フローリングは、
むく材と複合(複層)フローリングに
分けることができます。
むく材は、単層フローリングとも呼ばれ、
単一のむく材でできたものです。
複合(複層)フローリングは、
合板(基材)の表面に化粧材を
張り合わせたもので、
用いる化粧材によって、
薄く削った天然木の単板(突き板)タイプと、
樹脂化粧シートなど特殊加工の化粧材を
張ったタイプなどに分類されます。
一般的な住宅の居室で
多く用いられているのは、
複合(複層)フローリングです。
商品バリエーションも豊富なので、
さまざまなコーディネートが可能でしょう。
特殊な表面加工で
傷つきや汚れに強い加工を
表面に施したタイプも揃っているので、
子供部屋にも向いています。
おもちゃなど、
物がぶつかった際の表面のはがれなどを
防ぐことができるでしょう。
- 吸音性が高く衝撃も緩和してくれるコルク
コルク樫の樹皮を原料とした
圧縮成形した木質系の床材です。
堅牢で耐久性に優れ、吸音性、断熱性も高く、
適度な弾力性があるので、
足腰への負担も少なく、
万一転倒しても衝撃が緩和されるという
特徴があります。
温かみのある素材なので
子供部屋にも適しているでしょう。
塗装仕上げによっても
性能や色合いも異なりますし、
床暖房や防音性能を高めた商品もみられます。
- 素材によってはカビにも強い「カーペット」
保温性や吸音性も優れたカーペットは、
足触りも柔らかく温かみがあるのが特徴です。
ウールカーペットは、
天然素材ならではの風合を持ち、
保温性や防火性もあり静電気が
起きにくい素材です。
ナイロンやアクリルなどの合成繊維は、
防カビ・防虫性に優れています。
豊富な商品バリエーションが揃っているので、
さまざまなコーディネートが
楽しめるでしょう。
- 汚れたところだけ取り換えられる
「タイルカーペット」
正方形などにつくられた
タイルカーペットの多くは、
手軽に設置することができ、
自由に組み合わせを楽しむことが可能です。
汚れにくい機能、
洗濯可能なタイプなども揃い、
汚れた部分だけ取り換えることも可能です。
幼いお子さんの遊び場としての
スペースにも取り入れやすいでしょう。
ただし、固定しない場合は、
ずれることもあるので注意が必要です。
- 子供の遊び場として使い勝手のいい「置き畳」
床材としての畳は、
幼いお子さんの遊び場としても
使い勝手がよく心地の良いものです。
最近では、畳表にイグサだけでなく、
和紙、麻や草木を用いた商品なども
みられます。
カラーバリエーションも揃っているので、
さまざまな使い方ができるでしょう。
移動が可能な置き畳であれば、
設置も模様替えも簡単です。
成長に合わせて
利用することができるでしょう。
◆ショールームで性能やデザインの確認を
それぞれの床材は、
豊富な商品バリエーションはもとより、
さまざまな機能を持たせた商品が
多くみられます。
商品によって性能に違いがあるので、
具体的な特徴や機能は、デザインを含め、
ショールームなどで
確認することが大切です。
商品の特徴やメンテナンス方法など、
個別に確認することもポイントでしょう。
それでは、また!!