■ 今週のTOPIC「機能付き室内扉の種類と特徴!」
リビングや寝室、
洗面などに用いる室内扉を
プランニングする際には、
使用する場所や部屋に適した扉を
使い勝手や動線を考慮して
選ぶことが大切です。
最近では、
素材やデザイン性だけでなく、
通風ドアやペットドア、
防音ドアなど、
さまざまな機能を持たせたタイプも
みられます。
今回は、機能扉(ドア)
ともよばれる室内扉の
種類と特徴をまとめました。
◆遮音・防音ドア
生活音が気にならない性能を
機能を持つ室内扉と言えば、
防音ドアを思い浮かべる方も
多いでしょう。
一般的な住宅の
オーディオルームやピアノ室などに
用いられる防音ドア商品も身近となり、
インテリアに合わせやすい
デザインの商品も多くみられます。
また、
本格的な防音機能を
持つタイプだけでなく、
日常の生活騒音が気にならない程度
の遮音・防音効果のある扉も
揃っています。
間取りプランや
家族構成などにもよりますが、
たとえば、寝室や書斎、
子供室やトイレなどに
向いているでしょう。
メーカー商品には、
開き戸(ドア)だけでなく、
引き戸タイプでもみられます。
◆通気・換気ドア
自然の風の通り道を確保
心地よく暮らすためには、
住まいの中に自然の風が
通り抜けるような工夫も必要です。
室内扉にも風の通り道を確保するような
デザインが増えてきました。
たとえば、
ルーバーなどを組み込んだ
デザインであったり、
欄間を組み合わせることが
可能なタイプであれば、
扉を閉めたままでも
風を取り込むことができるとともに、
プライバシーを
確保することも可能でしょう。
湿気がこりやすい
水まわり、トイレや洗面室などに
適しているだけでなく、
ルーバーなどによって
部屋の中の気配を
感じることができるので、
家族構成によっては、
子供室などに取り入れても
いいかもしれません。
◆ユニバーサルデザイン配慮のドア
高齢の方でも子供でも使いやすい
お子さんや高齢の方でも、
使い勝手がよく、
安全に使用できる工夫が
施された扉も増えてきています。
たとえば、
2枚・3枚連動タイプの引き戸は、
車椅子の方でも開閉しやすいです。
上吊りタイプで
床面がフラットになるものであれば、
車椅子も通りやすく、
つまづく心配もないでしょう。
また、
わずかに開けば
自動で全開し自動で閉まる機能、
自動でゆっくりと閉まる機能などを
持った扉もみられます。
閉め忘れを防ぎたい場所、
閉まる時の衝撃音を
押さえたい場所などに向いています。
高齢者の方の部屋や
開け放しが気になる
ダイニングやキッチンなどに
適しているでしょう。
その他、
トイレや洗面などでは、
緊急時に外から
開けることができるタイプを
選んでおきたいものですし、
幼いお子さんがいるのであれば、
浴室につながる洗面室の扉には、
チャイルドロックを
取り付けることができる
扉としてもいいでしょう。
◆ペットドア
犬や猫の動きを考慮したドア
室内で犬や猫とともに
暮らす家庭も増えており、
室内でペットが快適に
過ごすことができるように
工夫された建材も
多くみられるようになりました。
床材や壁材だけでなく、
室内を自由に動き回れるように
工夫され扉も揃っています。
一般的なペットドアは、
扉にペット専用の
小さなくぐり戸がついている
ドアのことで、
ペットが出入りするたびに
扉を開閉する必要がないのが
メリットです。
選ぶ際には、
デザイン性はもとより、
くぐり戸部分が
ペットのサイズに
合っているかどうか、
ストッパーなどの使い勝手も
確認しておきたいポイントでしょう。
◆リフォーム向けドア
簡単な工事で使い勝手もアップ
扉そのものの機能とは
少し異なりますが、
リフォーム時に設置しやすい扉も
多くみられるようになりました。
大掛かりな工事が必要なく、
既存の開口部に合わせ
施工しやすいもの、
開き戸を引戸に
変更できるものなどがあり、
工期が短いのが特徴でしょう。
◆まとめ
室内扉は、
デザイン性や使い勝手は
もちろんですが、
性能や機能も
重視したいポイントのひとつです。
設置する空間での
暮らし方や過ごし方を考慮して、
必要に合わせた機能を持つタイプを
取り入れるようにしましょう。
いずれにしても、
具体的な機能は、
カタログだけでなく
ショールームで確認することです。
実験コーナーや
体験コーナーなどを
用意しているメーカーもあるので、
積極的に利用するようにしましょう。
それでは、また!!