■ 今週のTOPIC「住宅ローン 安心して借りられる金額!!」
住宅を購入する、家づくりを行う、
ということは、
ほとんどの方が、
人生で一番大きな買い物の
うちの一つです。
そして、ほとんどの方が、
お金を貯めて、住宅を購入する
ということはなく、
住宅ローンを利用します。
そして、
住宅ローンを利用するということは、
お金を借りるということになり、
お金を返すために
月々の返済が発生する
ということになります。
では、毎月の返済がいくらなら、
生活することができるのかを
お伝えします。
◆金融機関の借り入れの条件
金融機関としては、
住宅ローンの毎月の返済を
確実にできる人に住宅ローンを
利用してもらいたいものです。
ですので、
住宅ローンを利用する人には、
当然ながら、条件を設定しております。
借入期間・借入金額は、もちろん、
返済負担率は、
大きなポイントとなります。
返済負担率とは、
年収に対する年間返済額の
割合の事です。
そして実際に、
住宅ローンを利用するとなると、
個人情報をベースに、
返済できるのかを
信用できるのかを
審査します。
各金融機関の
審査基準は非公開ですが、
安定的な収入の代表格の
公務員や大手の社員は、
借りやすい=
住宅ローンの審査が通りやすい
ということになります。
◆借りる人の借り入れの条件
金融機関の審査により、
借り入れられる金額の上限が
(借入限度額)
わかることになります。
実際に、
購入したい土地と住宅の金額より
多く借りられる場合なども
ございます。
とはいえ、
返済できる自信がないなら、
借りるべきではないこともあります。
金融機関の審査は、
税込みの年収で判断することが
多いのですが、
実際は、税金などを引かれた金額で
生活をします。
ですので、返済負担率も
手取りの収入ベースで
考えることをおススメします。
当然ながら
返済負担率が低いほうが、
生活や家計に余裕がうまれます。
また、年収が高い人は、
税金などの割合が高いので、
年収の低い人と
同じ返済負担率と
同じ割合でも
家計の状況は、同じになりません。
例えば、金融機関の条件で
年収600万円の場合の
返済負担率が35%だとすると
年間の返済額は、210万円となります。
この600万円の年収は、
税込みの計算だとすると
実際の手取りは、
450万円くらいになると考えます。
そうなると
手取り年収450万円から、
年間の返済額210万円を引くと
年間250万円、月20万ぐらいで
家計のやり取りを
することになります。
月20万円での家計のやりとりが
多いか少ないかは、
子供の養育や教育費、
その他諸々の税金などの
支払いを考えると、
厳しい生活になるかもしれません。
要するに、借りられる金額と
借りても安心できる金額は
同じにならないということです。
◆年収別の返済負担率は
では、税込み年収と
返済負担率からの借入金額の
目安を下記にてお伝えします。
(借入期間35% 固定金利1%)
・年収400万円の場合
返済負担率15% 1800万円
負担率20% 2350万円
負担率25% 2950万円
負担率30% 3550万円
負担率35% 4100万円
・年収600万円の場合
返済負担率15% 2656万円
負担率20% 3542万円
負担率25% 4428万円
負担率30% 5313万円
負担率35% 6199万円
・年収800万円の場合
返済負担率15% 3542万円
負担率20% 4723万円
負担率25% 5904万円
負担率30% 7085万円
負担率35% 8265万円
・年収1000万円の場合
返済負担率15% 4428万円
負担率20% 5904万円
負担率25% 7308万円
負担率30% 8856万円
負担率35% 10332万円
例えば、返済負担率が30%の場合
年収600万円の方は、約5300万円、
年間の返済額、180万円、
年収400万円の方は、約3500万円
年間の返済額は、120万円
が目安となります。
家計に余裕を持たせたい場合は、
返済負担率を20%に設定して
年収600万円の方は、約3500万円
年間の返済額は、120万円
年収400万円の方は、約2300万円
年間の返済額は、80万円
が目安となります。
返済負担率が、10%違うと、
借入金額と年間の返済額が
かなり変わってきます。
◆まとめ
借りても安心する金額は、
返済負担率以外にも、
環境や性格なども
考慮することをおススメします。
例として、
・結婚してるかしていないか
・将来の出産予定
・年収
・浪費家なのか
・心配性か
などなどです。
金融機関の審査による
借入金額は、税込みの年収になります。
税込みの年収で
返済負担率を考えると
家計に影響が出ることがありますので、
手取りの年収で
返済の負担率を検討しましょう。
家は、一生に一度あるかないかの
大きな買い物のひとつです。
だからこそ、
末永くそこで暮らすことを考えると、
月々の返済も重要なポイントと
なりますので、
返済負担率を含め、
借りても安心できる金額で
住宅ローンを組みましょう。
それでは!また!!