EVERYDAY スタッフの日常
上棟式は工事安全を祈る儀式です。
こんにちは~
パートナーズホーム事務スタッフのなかしぃです。
前回で地鎮祭の案内をさせて頂きましたが、今回は上棟のお話です。
木造建築で家を建てる場合、柱や梁を組み立てた後、
屋根の一番高い位置に棟木(むなぎ)という横架材が
取り付けられることを上棟といいます。
上棟式とは、家屋の守護神と大工の神を祀って、
棟上げを無事に終えられたことに感謝するとともに、
最後まで工事の安全を祈る儀式です。
また、建前とか棟上げとも呼ばれています。
2×4工法などでは棟上げという工程がないため、
上棟式を行わない場合や簡易的に行う場合もあるようです。
上棟式をするかしないかは、施主様の判断で決めて頂いていいと思います。
【日程はお天気で変わる?】
地鎮祭と同じで、一般的に縁起の良いといわれる日に
行う事がいいとされています。
六曜の(大安・友引・先勝)や十二直の建築吉日の
(建・満・平・定・成・開)などがあります。
また、仏滅や建築に関して凶日とされる
三隣亡(さんりんぼう)は避けた方がいいでしょう。
ただ、上棟式を行うのは棟上げのタイミングになりますが、
着工後、基礎工事から棟上げまで余り日数がありません。
工事の流れをみて、相談しながら決めて頂ければいいと思います。
また、予定した上棟日に大雨が予想されるなどの場合には、
上棟日が延期や変更になることもあります。
【上棟式の流れは?】
式の前に棟梁が幣串(祈願の道具)を飾ります。
1.祭壇清めの儀(神主が東南西北の順番で塩をまく)
2.お祓いの儀(神主が祭壇にてお祓い)
3.降神の儀(神主が祭壇に向かって二拝二拍一拝してお神酒をあける)
4.四方固めの儀(神主や施主らが建物の四角に酒・塩・米をまく)
5.散餅銭の儀(施主が小銭や餅をまく)
6.直会の儀(挨拶して乾杯、お神酒をいただく)
7.施主から職人へご祝儀
8.手締めで締めくくり
9.引出物を配布
10.幣串納め
昔は正式な儀式として上棟式が行われていましたが、
現在は簡略して式を行ったり、
まとまった費用や業者さん達の日程調整が大変なことから
式を行わないケースも増えています。