SITELOG 現場日誌
耐震等級って実際どのくらいの地震に耐えられるの?
こんにちは。
パートナーズホームのあじです。ヾ(・∀・`*)
本日は、今さら聞けない建築用語の一つ耐震等級についてまとめてみました。
耐震等級とは
住宅性能表示の一つで、耐震等級1~3の基準があります。
耐震等級1は建築基準法の最低ライン、建築確認が取れていれば、耐震等級は1以上の扱いになります。
耐震等級2以上には申請が必要となります。
耐震等級1
震度6~7で倒壊しない基準とされています。
お家の損傷はしても、倒壊による命の危険なないとしています。
1981年6月1日~現在までは、建築確認を申請し、完了検査を受けているものは、1回の地震では倒壊はないものと扱われます。
逆に築42年以前のものについては、耐震診断を行い専門家が見ないと倒壊の恐れがあるものと思って良いかもしれません。
実際、阪神・淡路大震災で倒壊した建物の約95%が1981年(昭和56年)に建設された建物です。
耐震等級2
耐震等級1の1.25倍の強度とされています。
長期優良住宅は耐震等級2級以上の認定を受ける必要があります。
病院や学校がこちらの基準以上が必要とされています。
耐震等級3
耐震等級1の1.5倍の強度とされています。
性能表示としては最高レベルの表示です。
警察署や消防署などの建物の基準として設けられています。
震度7の地震が数回連続で来ても耐えれると言われています。
これらの耐震等級は構造計算によって基準をクリアされているか検査機関を通して認定されます。
構造計算は、引っ張り・圧縮・曲げといったどのような力がかかっても耐えられるかを見ます。
そこに、建物の重心も大きくかかわって来ます。壁|)≡サッ!! 柱|皿 ̄)q
強い力に耐えられるように強固にすればよいというわけではなく、どのように力を逃がすのかといった事も重要です。
耐える力が強すぎると、割れたり折れたりといった事も考えられます。
金物一つ、柱一つ、釘一本まで影響し、建物全体でのバランスが大切です。Σd(≧∀≦*)
耐震等級1では実は単発の地震を想定されており、熊本地震の震度7が連続して起こる事や、
南海トラフ地震で想定される大きな地震が何度も起こるような所まで想定はされていません。
昨今は一般住宅でも耐震等級3がスタンダードとして求められる時代となって来ました。o(・∀・)o
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