■ 今週のTOPIC「フラット35、今月も金利上昇!!」
住宅金融支援機構(東京都文京区)が
民間金融機関と提供するフラット35の
2022年3月の適用金利を発表しました。
◆融資率9割以下で返済期間が21年以上35年以下の
主力タイプの金利幅は…
1.43%(前月より+0.08%)~2.35%
今月は、
金利を引き上げました。
◆融資率9割以下で返済期間が20年以下の
金利幅は以下の通りです。
1.31%(前月より+0.08%)~2.23%
中期に関しても金利を引き上げました。
◆融資率が9割超で返済期間が21年から35年以下の
タイプの金利幅は…
1.69%~2.61%
◆融資率9割超で返済期間が20年以下のタイプの
金利幅は…
1.57%~2.49%
以上のようになっています。
今月は、同じ固定金利にて、
全てのメガバンクは
金利を引き上げましたが、
フラット35も同様に
全ての借入期間で
金利を引き上げました。
少し驚きましたが、
金利の引き上げ幅が、
全ての期間で0.08%となり、
メガバンクよっては
フラット35の方が
引き上げ幅が大きかったことです。
ただ、これは、今月に限ったことで、
先月と合わせて2か月で考えると
フラット35が、最も金利の上げ幅が
小さいです。
結果的に、今月も
長期固定金利では、
もっとも魅力的なサービスを
提供しております。
また、他の金融機関に比べて
審査が通りやすいのも
フラット35の魅力のひとつです。
長期固定金利で
住宅ローンを選ぶなら
フラット35を
優先的に検討しましょう。
◆2022年3月の住宅ローン金利の傾向
今月の住宅ローンの金利は、
全ての金融機関が金利を
引き上げました、
日本の住宅ローン金利に
与える影響が大きい
米国の10年国債の長期金利は、
上昇を続けております。
ちなみに、米国国債の金利は
2022年3月現在で、1.856%となり、
先月より、0.102%上がっております。
同じように日本の10年国債も上がり、
同じように住宅ローンの固定金利も
上がりました。
しかし、まだ日銀の金利誘導目標
(±0.25% 現在の日本国債0.175%)の
範囲内です。
今月、住宅ローンの金利は
上がりましたが、、
変らず最低水準にて、
推移しております。
今後の住宅ローンに関してですが
2022年の当初の予想通りに
徐々に金利が上がると思いました。
しかし、
ロシアのウクライナ進行により、
今後の金利の見通しは、
不確定な状況となりました。
住宅ローンの利用を検討するなら、
今後の金利の上昇が不透明で
過去最低水準のここ数か月が
おすすめの時期となります。
◆各住宅ローン商品の金利動向
- 変動金利
今月も多くの金融機関が
金利を据え置いています。
金利を据え置いたので、
先月と状況は変わらず
3月の変動金利の
住宅ローンの金利目安は、
0.4%から0.5%となります。
この金利より高ければ割高、
低ければ割安といえます。
- 固定金利 10年~(中期)
ほとんどの金融機関が
金利を引き上げました。、
しかしながら、
お伝えした通り、
まだ低水準の金利状況です。
人気の10年固定ですが、
この低金利時代には
どの金融機関も
金利は似たり寄ったりで、
比較する判断が難しいのが現状です。
金利だけでなく、
繰上げ返済手数料、
事務手数料、団信の内容も踏まえ、
住宅ローンを選びましょう。
- 固定金利 長期
こちらも
ほとんどの金融機関が
金利を引き上げました。
長期固定金利は
頭金の割合によって
メリットが変わりますが、
つなぎ融資を利用すれば、
フラット35が
頭金なしでも最もメリットがあります。
◆2022年2月の
住宅ローン金利の動向を総括
今月も金利が
引き上がった月と言えます。
オミクロン株の金利へ影響は、
少ないと判断され、
今後徐々に金利が上昇すると
予想しました。
3月以降は、米国の10年国債が
更に金利上昇するでしょう。
日本国債・日本の住宅ローンも
当然上がると予想できます。
しかし、
ロシアのウクライナ進行にて
経済状況が不透明な状況になりました。
過去の歴史から見ると、
この件が落ち着くまでは、
金利が上がる可能性は、
低いと思います。
ですので
住宅ローンを利用するなら、
金利が過去からみて、低い水準のうちに
動いたほうが良いかもしれません。
そして今後必ず起こる
金利上昇を考えると、
変動金利よりも固定金利のメリットを
意識しましょう。
現在、金融緩和の政策により
約1%程度に金利は抑えられていますが、
金融政策が変更されれば、
少なくとも1% 程度の
金利上昇が予想されます。
そうなれば、
変動金利や期間の短い固定金利は、
たちまちに長期金利を
追い抜かしてしまうほど、
金利差が小さいことを認識しましょう。
そこで、今後の不透明な
金利状況の可能性を考えると、
フラット35は、借入時から完済時まで
全期間固定型の住宅ローン商品なので、
今借り入れた方は35年後の完済時まで
ずっと低金利の恩恵を受けられる…
というメリットがあります。
いくら借入時の金利がいくら低くても、
何年後かには住宅ローンの返済に追われる生活…
そうなってしまっては元も子もありません。
目先の数字にとらわれず、
しっかりとそれぞれの住宅ローン商品の
メリット/デメリットを理解し、
家族のライフプランに合った住宅ローンを
選択しましょう!!
※下記のサイトにて、
フラット35の金利推移をご確認いただけます。
現在がどれほど低金利であるか?? ご参照くださいませ。
http://www.flat35.com/kinri/index.php/rates/top
【フラット35】の利用を予定している方、
住宅ローンの新規利用・借り換えを
お考えの方など、
いずれにしても、
早めに行動へ移すことをお勧めします!!
金利が引き上がった
2022年3月の住宅ローン金利は、
いまだ低水準で推移しております。
現在購入を検討している方はもちろん、
住宅ローンを借り換えのタイミングを
見極めているという方にとって、
金利が低いここ数か月は、
検討する価値があります。
住宅ローン金利が低水準にある、
この機会を見逃さないようにしましょう。
それでは、また。