■ 今週のTOPIC「住宅ローンの頭金とは!!」
住宅ローンの頭金とは、
住宅を購入した時に支払う、
自己資金のことです。
この自己資金の内訳は、
住宅ローンの費用や
不動産登記の費用など、
いわゆる「諸費用」も
含まれております。
諸費用は、
住宅の物件価格とは別になります。
諸費用と住宅ローン頭金の合計が、
自己資金となり、
住宅ローンの頭金とは、
自己資金の一部のという事です。
◆頭金が多いほうがいい
一般的には、頭金は
多ければ多いほうが良いと
いわれておりますが、
その理由は、
住宅ローンの借入金額を
減らせるという事です。
住宅ローンは、
現在の超低金利の場合でも
金利が掛かります。
当然ながら頭金は、
自己資金の一部から支払うので、
金利がかかりません。
例えば
3500万円の住宅を購入した場合、
頭金の金額によって、
総支払額は大きく変わります。
頭金なしの場合は、
総支払額は、5600万円
(住宅ローン5600万円)
頭金350万円(購入額の1割)の場合
総支払額は、5400万円
(住宅ローン5050万円+頭金350万円)
頭金700万円(購入額の2割)の場合
総支払額は、5200万円
(住宅ローン4500万円+頭金700万円)
頭金なしと頭金2割の場合は、
400万円の差になります。
頭金の金額によって、
同じ住宅を購入する場合でも
実際の金額が大きく
変わるという事です。
◆頭金で、物件価格が決まる
頭金が多ければ多いほど、
住宅ローンの借入金額が
少なくなります。
物件の何%頭金を用意するという
この考え方が一般的です。
しかし、実際には、
準備できる頭金によって
購入できる物件の金額が決まる
という考え方が良いと思います。
頭金がいくら必要、
購入物件の何%、
という事でなく、
物件価格=頭金+無理なく返せる借入額
で計算する方が自然といくことです。
皆様の収入から、
無理なく返済できる
住宅ローンの借入金額が、
3000万円であるのなら、
頭金が用意できないなら、
3000万円の住宅を購入しましょう。
頭金が1000万円用意できすのであれば、
4000万円の住宅が購入できる。
ということです。
ちなみ頭金は自己資金の一部ですので
この他に諸費用が必要です。
新築であれば約5%くらいと
頭に入れておきましょう。
◆頭金で金利がかわる
頭金の金額によって
住宅ローンの審査に
影響があると言われております。
金融機関では、
頭金の金額が多いという事は、
きちんと貯蓄がある
という評価方法があるそうです。
頭金が多いほうが、
審査に通りやすいという事です。
もちろん、頭金なしでも
審査に通りますが、
その場合は、
無理のない返済ができる
借入金額の場合が多いとの事です。
また、最近では、
頭金が多い場合と少ない場合で、
住宅ローンの適用金利が
変る場合がございます。
一部の金融機関では、
頭金が2割を超えた場合、
0.2%適用金利が低くなる
というケースがあります。
この場合一般的に
住宅ローンの保証料が
0.2%と言われておりますので、
頭金が2割をこえると
保証料の分、お得になる
ということになります。
頭金が多ければ多いほど、
支払総額が少なくなると
お伝えしましたが、
住宅ローンの金利も低くなれば、
頭金がなしの場合と
金額差が更に広がる
ということです。
ひと昔前は、
頭金は2割必要
なんて言われておりましたが、
住宅の物件価格の割合より
借入金額の返済の対応を
重視しましょう。
無理なく返済できる金額に
頭金を多く用意できれば、
購入金額の高い物件が可能だったり、
住宅ローンの金利が低くなるなどの
メリットがあります。
頭金なしでも
住宅は購入可能ですし、
住宅ローンを組むこともできます。
今回お伝えしたかったのは、
頭金が必ず必要
という事でなく、
無理なのない返済で
住宅ローンを組もうという事です。
そのうえで、頭金があると
さらに有利な条件で住宅が購入できる
という事です。
現在は、日本の住宅ローンの金利は、
過去にないくらいの超低金利です。
しかし必ず今後金利は上がります。
頭金の準備期間に
金利が上がってしまっては、
元も子もなくなる場合がございます。
住宅を購入したい
家づくりがしたい、と思ったら、
無理のない返済計画をふまえて
行動しましょう。
その上で、頭金があれば
様々なメリットがあります。
それでは!また!!!