■ 今週のTOPIC「家づくりのIoT化で快適な暮らし!」

IoT住宅とは、

設備にIoT機器・IoT技術を取り入れた

住宅のことを指します。

 

最近では

家電自体の自動化だけでなく、

インターネットと

つながることで

音声認識や遠隔操作なども可

能になっております。

 

IT技術の進化とともに

私たちの生活は

日々便利さを増しています。

 

エアコンや冷蔵庫、洗濯機、

インターフォン、掃除機など

さまざまな電化製品のIoT化を受けて、

今後はますますIoT住宅の需要が

高まっていくのではないか思われます。

 

 

◆スマートハウスとの違い

 

スマートハウスは、

IoT住宅より早く

2010年頃から普及してきた言葉です。

 

IoT住宅と間違えられることもありますが、

スマートハウスは、

太陽光発電や蓄電池を備えた住宅です。

 

HEMS

(Home Energy Management System:

ホーム・エネルギー・

マネジメント・システム)

というシステムによって

家庭の電気使用量を見える化して、

コントロールすることで

住宅の省エネを目指します。

 

IoT住宅もスマートハウスも

IT技術を活用する点は

共通しています。

 

IoT住宅は、

利便性や快適性を高めて

住環境をよりよくすることが目的です。

 

スマートハウスは、

エネルギーコントロールで

省エネ・節電を重視しているため、

この点が大きな違いと言えるでしょう。

 

 

◆住宅のIoT化を加速させる新技術

 

最先端技術を搭載した家電や設備が

つぎつぎと登場している現在、

これからも住宅のIoT化が

加速していくと考えられています。

 

その主な要因として以下の

2つが挙げられます。

 

・AI(人工知能)の発展

 

スマートフォンの音声アシスタントや

掃除ロボットなどは、

すでに身近な存在です。

 

最近ではハンドルを握らずとも

運転してくれる自動運転技術や、

センサーで商品を識別する技術なども

登場しています。

 

今後AIがどのように発展していくか、

どのように活用されていくか、

可能性は未知数です。

 

日々研究や開発が進められており、

家庭内で多くのIoT機器と

共存していく未来も想像できます。

 

 

◆5Gへの対応

 

2010年代に登場した4G

(第4世代移動通信システム)で

スマートフォンの通信速度が早くなり、

大容量のコンテンツが

楽しめるようになりました。

 

そして2020年代に入って、

5G(第5世代移動通信システム)の

商用サービスが始まり

注目を集めています。

5Gの特徴として

以下の3つが挙げられます。

 

・高速大容量通信

 

・高信頼で低遅延通信

 

・多数同時接続

 

5Gでは、

スマートフォン以外の端末も

高速通信が可能になり、

4K・8Kなどの高画質で

動画鑑賞を楽しめます。

 

低遅延通信では、

これまで以上にリアルタイム性が高まり、

自動運転や遠隔医療の可能性も

広がるでしょう。

 

また、4Gより約10倍の台数との

同時接続が可能で、

さらに住宅のIoT化の発展が

期待できます。

 

 

◆住宅のIoT化で何ができるのか

 

住宅業界では、

今後ニーズが高まるIoT化に向けて、

さまざまなサービスや設備の開発に

取組んでいます。

 

少子高齢化や共働き世帯の増加という

社会的背景にともない、

人々の暮らしにも

変化が表れていることから、

住宅設備やサービスに関しても

ニーズに合ってくるでしょう。

 

代表的なIoTには、

次のような機能が挙げられます。

 

①家電や設備をスマートフォンで操作

 

照明や玄関の鍵などに

IoTデバイスを導入することにより、

電源や鍵に直接触らなくても

操作できます。

 

スマートフォンやタブレットに

入れたアプリ上で、

電気のオンオフや玄関の施錠が

可能になる仕組みです。

外出先から

スマートフォンひとつで

部屋の電気を消灯できたり、

玄関の鍵を施錠できたりすることで、

住む人の利便性は大きく向上します。

 

なかには、

窓の開閉状況が

スマートフォンに通知されたり、

異常を検知したときに

アラートが出されたりするなど、

セキュリティ機能を備えた

サービスもあります。

 

 

②住宅エネルギーの最適化

 

電気やガス、水道などの

生活にかかわる

エネルギーの使用量をデータ化し、

ネットワーク経由で管理することにより、

光熱費の削減やエネルギーの最適化が

図れます。

 

近年では、

家庭内のエネルギー使用量を

見える化できるHEMSに

関心が寄せられています。

 

そのため、

異なるメーカーの製品でも

HEMSに対応できる

IoT製品やAI設備の開発も

煤でおります。

 

住宅エネルギーの最適化は、

家庭内の不要なコストを減らし、

生活の質の向上につながります。

 

 

③遠隔地からの見守りサービス

 

遠隔地から見守りができるIoTを

住まいに導入することにより、

高齢者や子どもに起こりやすい

家庭内の事故を防止したり、

緊急時はスマートフォンに通知したり

といったセキュリティの強化が可能です。

 

また、遠隔操作によって、

掃除や洗濯といった

家事を効率化できるなど、

住む人の生活スタイルに合わせた

便利な設定も可能です。

 

IoTに対応した住宅は、

離れた場所に高齢のご家族がいる場合や、

子育てと仕事を両立している世帯において

必要性が高いと言えるのです。

 

 

◆次世代住宅プロジェクト

 

IoTにおける必要性の高さは

理解できるものの、

いざ導入するとなると、

まだまだハードルが高い

というのも事実です。

 

そのようななか、

国土交通省では、

住まいのIoT化による

住宅市場の価値や生産環境を

向上するために、

住宅関連事業者に向けた

“次世代住宅プロジェクト”

という施策を実施しています。

 

これからIoT技術を活用した

住宅を建設する場合や、

省エネ性能に取組む場合、

一定の要件を満たすことで

補助金を受けられるという制度です。

 

補助費用には、

IoT技術の導入費用や

マネジメントの整備費用、

シミュレーション費用なども

含まれます。

 

IoT化の家づくりを進めるにあたり

大きな手助けになると言えるでしょう。

 

 

◆まとめ

 

AIの発展や5Gへの対応によって、

さまざまなIoT機器が開発され、

家づくりのIoT化の需要は

さらに高まっていくでしょう。

 

新築やリフォームの際に

大規模に行う場合もあれば、

家電製品とアプリを活用するなどの

小さいことからも始められますのも

魅力のひとつです。

 

家づくりのIoT化は、

家事の効率化や高齢者の見守りを

サポートすることで

便利になるだけでなく、

住生活の質の向上にも

つながるでしょう。

 

そして今後は、

家づくりのIoT化によって

さらなる新しい生活スタイルも

期待できるでしょう。

 

それでは、また!!

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