COLUMN 住宅コラム
今週のTOPIC「春の衣替えから考える収納計画」
なぜ収納は“足りない”と感じるのか?
多くの方が「収納が少ない」と感じていますが、
実は単純に量の問題だけではありません。
収納がうまく機能しない主な原因は以下の通りです。
- 使う場所と収納場所が合っていない
- 奥行きが深すぎて使いづらい
- 家族ごとに管理できていない
- 季節物の出し入れがしにくい
つまり、「収納の量」よりも「配置」と「使い方」が重要なのです。
特に衣替えの際に、「出すのが面倒」「しまうのが大変」と感じる場合は、
収納計画に改善の余地があるサインです。

衣替えがラクになる収納の考え方
では、衣替えをスムーズにするためには、
どのような収納が理想なのでしょうか。
ポイントは大きく3つです。
1. "まとめて収納”できる仕組み
おすすめなのが「ファミリークローゼット」です。
家族全員の衣類を一箇所にまとめることで、
・衣替えの作業が一度で済む
・洗濯後の片付けがラク
・どこに何があるか分かりやすい
といったメリットがあります。
最近では、洗面室やランドリールームの近くに配置する間取りも増えており、
「洗う→干す→しまう」の動線が短くなることで、家事の効率も大きく向上します。
2. “使う場所の近くに収納”
例えば、寝室で着替えるなら寝室に収納を。
玄関でコートを脱ぐなら玄関収納に。
このように、「使う場所=収納場所」にすることで、
日常の動作がスムーズになります。
衣替えも同様で、「季節物を取り出す場所」が遠いと、
それだけで手間になってしまいます。
3. “余白を持たせる”
収納を計画する際に意外と見落としがちなのが「余白」です。
ぴったり詰め込むと、一見効率が良いように見えますが、
・出し入れしにくい
・新しい物が入らない
・結局別の場所に物があふれる
といった問題が起こります。
収納は「8割収納」を意識し、余裕を持たせることで、
長く快適に使うことができます。
よくある失敗例
ここで、実際によくある収納の失敗例もご紹介します。
- ウォークインクローゼットを作ったが使いにくい
→ 奥行きが深すぎて、手前しか使っていないケースが多いです。
- 収納を増やしたのに片付かない
→ 動線が悪く、使う場所から遠いことが原因です。
- 季節物の収納場所がバラバラ
→ 衣替えのたびに探す手間が発生します。
収納は「作ること」が目的ではなく、「使いやすくすること」が本来の目的です。
収納計画は“暮らし方”から考える
収納は単なるスペースではなく、暮らしそのものに直結します。
・どこで着替えるのか
・洗濯はどこで行うのか
・家族それぞれの生活スタイルはどうか
こうした日常の動きをしっかりイメージすることで、
本当に使いやすい収納が見えてきます。
特にこれから家づくりを検討されている方は、
「収納量」だけでなく「配置」と「動線」を意識することが大切です。
衣替えのこの時期に、ぜひ一度ご自宅の収納を見直してみてください。
きっと、これからの家づくりのヒントが見えてくるはずです。
それでは、また。
