COLUMN 住宅コラム
今週のTOPIC「花粉×電気代高騰:2026年のランドリールーム戦略」
なぜ今、ランドリールームが重要なのか?
これまでランドリールームは「家事ラク動線」の一環として注目されてきました。
洗う→干す→たたむ→しまう を一か所で完結させることで、家事効率を上げるという考え方です。
しかし2026年は、そこにもう一つ大きな役割が加わりました。
それが「健康」と「省エネ」です。
花粉を家の中に持ち込まないためには、外干しをしないことが最も効果的です。
さらに、できるだけ電気代を抑えながら乾かす工夫も必要です。
つまりランドリールームは、単なる家事スペースではなく、「住まいの防御拠点」へと進化しているのです。

◆戦略① 花粉を持ち込まない動線づくり
まず大切なのは、玄関からの動線です。
帰宅後すぐにコートや上着を脱げるスペースを確保し、
そのまま洗面室やランドリールームへ直行できる間取りが理想的です。
- 玄関近くにファミリークローゼット
- ランドリールームと洗面室を一体化
- 脱いだ衣類をすぐ洗濯機へ
この動線があることで、リビングへ花粉を持ち込むリスクを大きく減らせます。
特にお子さまがいるご家庭では、「帰ったらすぐ着替える」習慣づくりにもつながります。
◆戦略② 除湿と換気を味方にする設計
室内干しで問題になるのが湿気です。
そこで重要になるのが、計画的な換気と除湿です。
- 高気密高断熱の住まい
- 熱交換型の24時間換気
- サーキュレーター併用
これらを組み合わせることで、浴室乾燥機を長時間使わなくても効率よく乾かすことが可能になります。
最近では、除湿機能付きエアコンをランドリールーム専用に設けるケースも増えています。
短時間で乾き、生乾き臭も防げるため、結果的に電気代削減につながります。
◆戦略③ 「干す」から「掛ける」へ発想転換
2026年のランドリールームは、「物干し場」ではなく「衣類管理室」という考え方が主流です。
天井付けのアイアンバーや昇降式物干しを設置し、そのままハンガー収納へ移行できる仕組みをつくります。
乾いたらそのままファミリークローゼットへ。
たたむ手間を減らすことで、家事時間も大幅に削減できます。
◆戦略④ 電気代を抑える3つのポイント
- まとめ洗いで回数を減らす
- 日中の太陽光発電時間帯を活用
- 高効率家電を選ぶ
特に太陽光発電を導入しているご家庭では、
発電時間帯に洗濯・乾燥を集中させることで実質的な負担を軽減できます。
また、洗濯機選びも重要です。
ヒートポンプ式乾燥機は消費電力が抑えられるため、長期的に見ると経済的です。
◆ランドリールームの広さはどれくらい必要?
よくご質問をいただくのが広さです。
目安としては2〜3帖あれば十分機能します。
そこに
・洗濯機
・室内物干し
・作業カウンター
・収納棚
を効率よく配置すれば、コンパクトでも高機能な空間になります。
広さよりも大切なのは「動線設計」です。
◆まとめ
花粉が多い年、電気代が高い時代だからこそ、住まいの工夫が暮らしの快適さを左右します。
ランドリールームは、単なる流行ではありません。
健康を守り、家計を守り、家事時間を減らすための戦略的空間です。
これから家づくりを検討される方はもちろん、リフォームをお考えの方も、ぜひ一度ランドリールームの可能性を見直してみてください。
私たちは、間取りだけでなく「暮らし方」からご提案しています。
それでは、また次回のメールマガジンでお会いしましょう。
