今週のTOPIC「住宅ローンは金利が重要!!」

このところ、毎日のように、

円安が報道されています。

 

 

32年ぶりの水準にまでなり、

この要因のひとつが、

日米の金利差といわれております。

 

現在、日本の金利は、

日銀のゼロ金利対策の影響により

金利の上昇を抑えており、

米国と比べると

10分の1以下となっております。

円安の問題を解決するには、

 

金利を上げるしかないという

専門家の意見などもあり、

今後、日本の金利は上昇する

可能性があります。

 

日本の金利が上った場合

当然ながら、

住宅ローンの金利も上がります。

 

そこで、今回は、

住宅ローンの金利の

重要性をお伝えします。

 

 

◆住宅ローンは、金利が重要

 

住宅ローンを選ぶときに、

現在もっとも需要なポイントは、

金利です。

 

今までは、低金利の状況が続き、

各金融機関の金利差が少なく

保証料・事務手数料・付帯サービス

などもチェックし、

検討の材料にすることを

お伝えしました。

 

しかし、今までのように

日銀のゼロ金利対策により

低金利でなお且つ

金利の上昇を抑え続けられることが、

円安の問題で

厳しくなっております。

 

もし、金利が0.1%あがったら、

どうなるのかというと、

総返済額で、数十万円・数百万も

変わる可能性があるのです。

 

実際に、

ここ数か月の金利の動きは、

激しくなっております。

 

1か月で、0.10%くらいの幅で、

変わることは珍しくありません。

 

この不安定な市場で、

住宅ローンを組むのなら、

「金利」を

もっとも重要視し検討して

住宅ローンを選びましょう。

 

 

◆住宅ローンは、商品です。

 

金融機関が販売する

「住宅ローン」は、商品です。

 

商品なので、

金融機関の目的は、

住宅ローンで、利益を得ることです。

 

そして、

利益を得るために、

金利の高い住宅ローン商品を、

なるべく割高で

売りたい(借りてもらいたい)のが、

金融機関の目的のひとつです。

 

しかしながら、

金融機関も金利が高い商品を

あからさまには提供すると、

借りる人がいなくなります。

 

そこで、

各金融機関が行っているのが、

金利+諸費用+サービスなどの

組み合わせ、バランスなどを変化させ、

様々な情報や切り口で

住宅ローン商品を提供しております。

 

よくある例として、

 

①借入金3000万円

 金利1%+保証料60万円

 

②借入金3000万円

 金利1.2%+保証料なし

 

の2つの住宅ローン商品ですと

どちらの総返済額が少ないかを

問われると、

中々直ぐには答えられないと

思います。

 

もちろん、条件の中に

借入期間や返済方法(変動・固定)

などにより変わります。

 

また、保障料なしの場合は、

事務手数料が、高めに

設定されていることもあります。

 

このような場合は、

住宅ローンの

シミュレーションなどを行い、

総返済額の正確な

金額が必要になります。

 

よくあるのが、

金融機関(銀行)がススメめる

住宅ローン商品などは、

このようなケースになりがちです。

 

信用していたり、

相談にのってもらったりなどの

金融機関であっても

住宅ローンの金利を重要視し、

総返済額を

シュミレーションしましょう。

 

 

◆0.1%の金利差

 

住宅ローンの選ぶ際に

もっとも重要視するのは、

「金利」です。

 

では0.1%の金利差では、

どれくらいの違いになるのか

簡単にお伝えします。

 

例えば

借入額 3000万円

返済期間 35年の場合、

金利1%の違いで、

総返済額で、

約650万円の差になります。

 

そして

0.1%の場合は、

65万円となります。

 

先ほどお伝えした例で

35年の返済期間の場合、

 

①借入金3000万円

 金利1%+保証料60万円

 

②借入金3000万円

 金利1.2%+保証料なし

 

②の場合は、①とは、

0,2%の金利差ですので

130万円高くなり、

保証料なしを差し引いても、

総返済額では、

70万円高くなるのです。

 

先ほどお伝えしたように、

保証料なしの場合は、

事務手数料が

高く設定されているので、

実際には、この金額以上の

差が出てしまいます。

 

では、借入金額による

金利差0.1%の違いです。

(返済期間35年の場合)

 

借入金額

・2000万円→43万円の違い

・3000万円→63万円の違い

・4000万円→86万円の違い

・5000万円→108万円の違い

となります。

 

この違いのとおり、

住宅ローンを選ぶ際は、

「金利」が

もっとも重要視することが

お判り頂けたと思います。

 

今回は、0.1%の金利差を

お伝えしておりますが、

これが、0.2%になると倍になり、

0.3%になると3倍の金利差となります。

 

また同じ金利のタイプ

(変動・固定)の

住宅ローン商品でも、

金融機関によっては、

1%以上の金利差があることが

よくあります。

 

その場合は、

諸費用や手数料が

無料や安いなどの謳い文句で

があると思いますが、

金利差による

総返済額を重視して、

住宅ローンを選びましょう。

 

また、団信や付帯サービスなどでも

同じようにお得感を

アピールする場合もありますが、

やはり、金利差の方が、

住宅ローンを選ぶ上で、重要です。

 

 

◆まとめ

 

今回お伝えしたように、

住宅ローンを選ぶうえで

もっとも重要視するのは

金利です。

 

例え、

0.1%の金利差でも

軽く見ないことです。

 

現在、

日銀のゼロ金利対策により、

各住宅ローンの商品は、

金利差はあまりないと

言われておりますが、

0.1%の違いは、

大きな差があります。

 

また、住宅ローンは、

金融機関で選ぶものではなく、

どこで借りるのかではなく、

何を借りるかが重要です。

 

住宅ローン商品での

比較検討をしないと、

いい住宅ローン商品は

見つけにくいと思います。

 

約1000以上のあるといわれる

住宅ローン商品全てを

シュミレーションすることは

現実的ではありません。

 

ですので、

金利を重要視して、

住宅ローンを候補に

いくつか絞り込みましょう。

 

そのうえで、

手数料・諸費用・付帯サービスの

内容を確認して

総返済額のシミュレーションを行い

一番お得な住宅ローンを

選びましょう。

 

最後に、

冒頭でお伝えしたように

円安の影響は、

日米の金利差が大きいことが

要因と言われておりますので、

今後日本の金利が、

上がる可能性は高いと言えます。

 

そうなると

住宅ローンの金利指標は、

各金融機関の判断になるので、

同じ住宅ローン商品でも、

金利差は、かなり変わってきます。

 

このような

日本の金利が上った場合は、

0.1%の金利差では、

収まらないと思いますので、

今回お伝えした以上に

住宅ローンを選ぶ際は、

金利が重要になります。

 

それでは、また!!

CONTACT お問い合わせはこちらから

電話する

お問い合わせ