今週のTOPIC「外壁③ 色々な外壁材!!」

今回も外壁に関してお伝えします。

 

何度もお伝えしておりますが、

家づくりにおいて、

外壁は重要で、

家に住む本来の目的は、

外の天気から

住む人を守ることです。

 

雨や風そして地震などに耐え、

夏は暑さを冬は寒さを

和らげることが、大きな役割です。

 

外観も重要で、外壁は、

屋根とともに、家の外観の印象となり

町の景観にも影響されます。

◆外壁の種類

 

住宅の外観には、

様々な素材や種類があります。

 

大きく分けると、

・乾式工法

(サイディングなど水を使わない工法)

・湿式工法

(水を使う工法)

の2つに分けられます。

 

前々回お伝えした、

サイディングなどの乾式工法と

前回お伝えした

湿式工法の塗り壁です。

 

そして、今回は、

その他の外壁材をお伝えします。

 

 

◆外壁の種類

 

まずは、外壁の種類ですが、

大きく分けると

湿式工法と乾式工法になり、

さらに細かく分類されます。

 

下記にてまとめました。

 

湿式工法の外壁

・塗り壁

・コンクリート(モルタル)

・タイル

 

乾式工法の外壁

・サイディング

・ガルバリウム鋼板

・ALC

・タイル

 

サイディングや塗り壁

コンクリート(モルタル)は、

既にお伝えしておりますので、

今回は、そのほかの

外壁材をお伝えします。

 

◆タイル

 

タイルは、

粘土・土や石などの主成分とし

原料を板状にして高温で焼き固めた

陶磁器の外壁です。

 

水を吸いにくい

【磁器質系】のものと

磁器質系よりも少し水を吸いやすい

【せっ器質系】のものを

外壁に使います。

 

 

タイルのメリット

 

タイルは、

耐久性に優れていることが

大きなメリットとなります。

 

非常に硬く、

傷や摩耗がつきにくいのです。

 

また、紫外線にも強く、

変色などの経年劣化も

ほとんどありません。

 

また、吸水もほとんどしないので、

雨の影響を受けにくく、

汚れにくいのもメリットです。

 

このような理由から

20年以上の耐久性も保ちます。

 

メンテナンスに

優れていることもメリットです。

 

 

タイルのデメリット

 

他の外壁材に比べると、

タイルは、コストが高いです。

 

また、タイルの重量は、

他の外壁材に比べると重く、

施工性が悪いと、

浮いてしまったり

剥がれる場合があります。

 

また、深い目地の場合は、

目地が劣化しやすいいのも

デメリットとなります。

 

 

湿式工法と乾式工法

 

タイルの施工の乾式工法は、

サイディングと同じように、

パネルを下地の板で施工します。

 

湿式工法は、

モルタルで下地をつくり、

その上にタイルを張る施工方法です。

 

湿式工法の場合は、

目地ができるので、

さきほどのデメリットが

発生しやすいです。

 

 

タイルのメンテナンス

 

タイルは、

メンテナンス性に優れていますが、

それでも、

目地や継ぎ目には、

定期的なメンテナンスが必要です。

 

それでも、

10年サイクルで、

塗装しなくてはならない

サイディングにくらべると

メンテナンスは楽ですし、

メンテナンス費用も

かなり安くなります。

 

 

◆ALC

 

ALCは、

Autoclaved Lightweight

aerated Concrete

の略語です。

 

日本語に訳すと

高温高圧蒸気養生された

軽量気泡コンクリート

となります。

 

ケイ酸質・石灰湿・

アルミニウム粉末が主原料です。

 

ALCのメリットは、

非常に軽く(水に浮くほど)

建物に負担が少なくなります。

 

耐久性・耐火性にも

優れております。

 

ALCのデメリットは、

ALC自体に防水機能がないことです。

 

そのため、防水性が高い

塗装が必要になります。

 

また、窯業系サイディングに比べると

コストが高くなります。

 

つなぎ目も多いのも

デメリットと言えます。

 

メンテナンスは、

塗装の膜のチェックと

つなぎ目のコーキングの

チェックが必要です。

 

 

◆ガルバリウム鋼板

 

ガルバリウム鋼板は、

アルミニウム55%

亜鉛43%の合金の

金属板です。

 

厚みは、

0.35ミリから0.4ミリです。

 

金属の板を、

職人さんが現場で加工して、

外壁をつくり仕上げます。

 

ガルバリウム鋼板のメリットは、

つなぎ目が出ないことと

長い尺で使用できるために、

すっきりしたシンプルな外観に

なります。

 

軽量で、建物に負担が少ないのも

メリットです。

 

耐久性も高く、

地震にも強いです。

 

金属板ですので、

ひびが入ることもありません。

 

デメリットは、

金属板ですので、錆びることが

あります。

(金属中では錆びにくいのですが)

 

軽くて薄い金属板なので、

建物への負担は少ないのですが、

衝撃があると、

へこんだり・傷が

付くことがあります。

 

シンプルなデザインになるのが、

ガルバリウム鋼板の

人気のひとつですが、

豊富な柄や模様がないので、

高のような外壁にならないのも

デメリットかも知れません。

 

 

 

◆まとめ

 

前々回から、3回にわたって

外壁についてお伝えしており、

今回で外壁シリーズは、

最後です。

 

今までお伝えしたもの以外にも

外壁材はありますが、

木造住宅で使用する

主な外壁材を紹介しました。

 

コスト面・意匠性も大切ですが、

耐候性・耐久性や耐震性などの

強度の部分も十分検討しましょう。

 

全ての理想をかなえる外壁は、

なかなか見つかりません。

 

皆様の求める理想の外壁に

より近いものを選びましょう。

 

また、外壁には

メンテナンスが必要ですので、

この重要性も検討するときの

判断材料に致しましょう。

 

家に住む本来の目的は、

外の天気から

住む人を守ることです。

 

外壁は、

このことに大きく影響しますので、

しっかり考えて決めましょう。

 

それでは、また!!

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